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1904年、1枚のディナー皿からノリタケの歴史は始まりました。以来この場所で、変わらぬ理念のもとに、人々の心を豊かにする食器をつくり続けています。株式会社ノリタケカンパニーリミテド(現 ノリタケ株式会社)は創立100周年の記念事業として、2001年(平成13 年)10月5日、近代陶業発祥の地であるノリタケ本社敷地内に陶磁器に関する複合施設「ノリタケの森」をオープンしました。
この森は、名古屋市中心部の約34,000m2という広大な敷地に、文化と出会う【カルチャーゾーン】、暮らしを楽しむ【コマーシャルゾーン】、歴史を感じる【ヒストリカルゾーン】をコンセプトに、豊かな緑が全体を包みこんでいます。この事業を通じて、産業観光の促進や環境への寄与と、およばずながら地域社会への貢献・感謝の具現化に取り組んでまいります。
これまでも、そしてこれからも、広く生活文化に目をむけて、みなさまとともに真に豊かな暮らしの創造へ。この地で育んできたノリタケの技術、伝統、芸術の粋と、新しい夢の鼓動を心ゆくまでお楽しみください。
輸出製品開発や国内需要拡大による中部、近畿、山陰の窯業近代化の歩みを物語る近代化産業遺産群として、ノリタケの森の各建築物が認定されています。
近代化産業遺産についてはこちら赤レンガ建築(旧製土工場)
<明治37年築>
6本煙突(陶磁器焼成用トンネル窯煙突の跡)
<昭和8年~15年築>
赤レンガ建築(旧陶磁器センター)
<明治末期築>
2012年6月、ノリタケの森の下記の建造物が名古屋市の認定地域建造物資産として認定を受けました。
これは、登録地域建造物資産(*)の登録条件を満たし、かつ地域の歴史的、文化的な景観を特徴づけている建造物を対象にしたものです。
*築50年以上経過した景観的・文化的価値のある建造物
2018年12月、ノリタケの森は、名古屋市から市民緑地認定制度による「市民緑地」の認定を受けました。名古屋市都心部の貴重な緑豊かな空間として広く市民に親しまれる場となっている点が評価されました。
※市民緑地認定制度とは
都市部においては良好な都市環境の形成に不可欠な緑地・オープンスペースが不足しています。その解消のための緑地の保全や創出、および空き地の有効活用などの取り組みを推進すべく、市町村長から認定された設置管理計画に基づき、広場などを地域住民の利用に供する「市民緑地」として設置、管理する制度です。
ノリタケの森は、「公開性」「安全性」「環境への配慮」に優れ、人々に安らぎと憩いを与える貴重な環境資源である点が認められ、公益財団法人都市緑化機構の社会・環境緑地「都市のオアシス2019」に認定されました。
「ノリタケの森」は、これまでにその趣旨を各方面に認めていただき、数々の賞を受賞しています。これもひとえに、皆様方のご支援とご愛顧の賜物と深く感謝いたします。ここに、これまで受賞した賞のうち、主なものをご紹介いたします。