RESEARCH & DEVELOPMENT

研究・開発

基本的な考え方

ノリタケは創立以来、セラミックスのものづくりで築き上げてきた様々な技術、製品を世界に向けて展開してきました。
ノリタケグループは次世代の新事業に繋がる研究開発を推進し、「マテリアル×プロセスの独自技術」の持つ新しい可能性を追求することで幅広く社会に貢献してまいります。

強みをもつ技術分野

  • ●微粒子合成技術 : 金属・セラミックスのナノからミクロンサイズの微粒子合成技術
  • ●微粒子等への表面修飾技術 : 金属・セラミックス微粒子表面の改質及び高機能化処理技術
  • ●分散技術 : 金属・セラミックス等の微粒子の単分散化技術
  • ●成形技術 : 独自の粉体技術で各種セラミックス部品を低コストかつ安定的に成形する技術
  • ●多孔体技術 : 砥石を代表とする多孔質セラミックスに関する要素技術
  • ●接合技術 : 異種材料間など熱膨張係数が異なる素材を接合する低融点ガラス技術
  • ●環境にやさしい加飾材料技術 : 環境にやさしい、鮮やかな色彩を放つ顔料・釉薬・絵具材料技術
  • ●印刷・加飾技術 : スクリーン印刷、産業用インクジェット印刷等の加飾及び各種印刷技術

DAC用多孔質部材「SUPCA®」を開発

ノリタケは、大気中のCO2を直接回収するDAC(Direct Air Capture)用多孔質部材「SUPCA(サプカ)」を開発しました。
SUPCAは、特殊構造の有機物に無機物の粒子(マイクロサイズの吸着材)を複合させる独自技術を活用し開発した製品で、内部の吸着材にCO2吸収液を保持させることにより、CO2を吸収・脱離し回収する機能を有するものです。
柔軟性があるため、加工が容易で、さまざまな形状にすることができます。また、気体が流れやすい形状に加工することで、大気とSUPCAを接触させる際のエネルギー消費量を抑えることができます。
SUPCAの原料の一部には、CO2排出を抑えて製造されたバイオマス原料を採用しています。今後は、再生原料の採用も進め、環境配慮に向けた開発を進めます。

  • DAC用多孔質部材「SUPCA」を開発
  • DAC用多孔質部材「SUPCA」を開発

MESSAGE

新事業創出を目指してあらゆる可能性を模索し、
チャレンジしていくことで、
当社グループの新たな成長の種を見つけます。

東山明

代表取締役社長
研究開発センター、知財企画部担当
東山明

ノリタケグループが今後も成長し、社会に貢献していくためには、新規事業の創出が必要です。2022年度から始まった第12次中期経営計画では、2030年に向けた長期ビジョン(ありたい姿)「マテリアル×プロセスの独自技術で変化する社会の欠かせない推進役へ」を策定し、その実現に向け、当社グループの研究開発センターも大きな変化の時を迎えています。
ノリタケは、長年、工業機材、セラミック・マテリアル、エンジニアリング、そして食器という4つの事業を展開してきましたが、長期に渡り、それ以上の事業を作り出せていないとも言えます。その状況を打破すべく、昨年、新事業創出委員会を立ち上げました。従来、ノリタケでは、各事業や研究開発が縦割りで開発を行ってきましたが、従来の枠組みの中で仕事をしていては、革新的な新製品、新技術は生まれてきません。そして何より、新製品を生み出すには社員一人ひとりの自発性と、その能力を最大限発揮することが必要不可欠です。
この委員会では、事業の開発段階から事業化まで、組織を超えて、様々なアイデア、経験を持った従業員たちが知見を結集させる全社横断の取り組みを進めています。
新製品・新事業を作ることは一朝一夕ではできません。様々なアイデアの中から将来性、成長性が期待できるものを選択しながら、順番に育てていく、という粘り強さが必要だと思います。一方で、今の時代には非常に速いスピードが求められますので、これまでの自前主義から脱却し、外部リソースとの連携も含め、開発スピードを上げる取り組みも推進していきます。
あらゆる可能性を模索し、チャレンジしていくことで、当社グループの新たな成長の種を見つけ、大輪の花を咲かせるべく、着実に育てて行きたいと考えています。

新事業創出委員会
新事業創出委員会

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