開催日:2019年7月30日(火) ~ 2019年8月4日(日)
私の作品には必ず「りんご」が描かれています。作品を見た方が、まず質問されることは、「なぜりんごが描かれるのですか」ということです。
「りんご」の背景はなにげない風景の中の自分、静かに揺れる水面、あるいは何も描かれていない壁のようなときもあります。
「りんご」の数は、1つのときや画面を覆いつくすほど描くこともあります。そして、画面の「りんご」と風景の関係は曖昧になっています。
風景と「りんご」の重なりは、重力に逆らわず安定感に満ちた静かな大地や水面と重力から解き放されて浮遊する「りんご」との対比によって、重力に支配される空間の内部に生きる私の足元が意識され、自分の作品にリアリティーを与えてくるのです。
是非ご高覧ください。
略歴
奥野 穂 OKUNO MINORU
無所属
1981年より 個展多数
銀座絵画館(東京)、ギャラリールナミ(東京)、ギャラリー檜(東京)、ウエストベスギャラリー(名古屋) 、ギャラリー慧(三重)、はるひ美術館(企画展・名古屋)、 三重画廊(三重)
グループ展
1978年~1980年 シェル美術賞展 佳作(銀座セントラル美術館 東京)
1980年 現代日本美術展 (東京都美術館)
1983年 饗宴 吉本作次と二人展(名古屋市博物館)
1986年 プレゼント86 奈良美智と二人展(ギャラリーNAF企画 名古屋)
2002年 コンテンポラリーアートフェアー(名古屋市民ギャラリー)
2003年 第3回夢広場はるひ絵画ビエンナーレ 最優秀賞(はるひ美術館 名古屋)
三重の作家たち展(三重県総合文化センター 三重県)
アートフォーラム三重 展(三重県総合文化センター 三重県)
ポンデザール展(愛知芸術文化センター ノリタケの森ギャラリー名古屋)