開催日:2022年6月14日(火) ~ 2022年6月19日(日)
テーマは「絵画空間」の再考ということです。
今回は、近年のグリッド作品のほか、対比的に1979年に京都アンデパンダン展に出品した
「space-'79-3」という作品のリメイクと、その後80年代はじめにかけてシリーズとして
制作した作品の新たな連作を展示します。
当時はミニマル・アートへの意識があり、多分、こうした作品を造る過程で思索することの
必要を自覚したのだと思います。ミニマリズムに関してはかなり誤解していたと云えますが、
それでも自分なりに絵画の本質に向き合う姿勢はあったはずです。
そして今は、「スタイル」ではなく、何も名づけられぬものに向かうほかはないと考えています。