開催日:2022年10月18日(火) ~ 2022年10月30日(日)
挑戦できるということは幸せなことである。私は、植物や生命を育んできた土を戴き、己が純粋に愛する生物を形造る。感動に限界がないのと同じく、私の陶芸に対する挑戦にも限界はない。課題と飽くなき探求心に、私の魂は悦びに満ち溢れる。古より生命は進化と退化を以て、その時代時代に適応し、次の生命へと命を繋ぐ。恐竜もその時代を支えた命であり、私たちが目にする鳥や動物や昆虫もその進化の過程を支えている。その機能美と躍動感は、私の魂を揺さぶる。進化には終わりがない。そこがいいのである。果たして自分の表現にも限界はない。全力を以て生命を全うし、生きているこの一瞬一瞬に、私のすべてを注ぎ挑戦し続け、表現し続けてゆきたい。
上村慶次郎 略歴
1970 熊本県に生まれる
1998 吉田明氏に師事(七輪陶芸、ミニ窯、紙窯を修得)
2006 個展 (熊本県伝統工芸館/熊本)以後9回開催
2007 個展 (島田美術館/熊本) 以後4回開催
2010 新潟県にて作陶
2013 沖縄にて壺焼き、線彫り他を修得(~2016)
2017 竹南蛇窯(台湾)より招待作家として招かれ日台交流展に参加 台湾にて個展開催(2回)
2018 岡山県備前にて作陶
2020、2021 ノリタケの森ギャラリーにて個展