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画歴50年余の作品をまとめ作品集出版を記念する展覧会です。
また、合わせて名古屋造形大学(着任当時は名古屋造形芸術短期大学)を4年前に退職、勤続43年、集大成の展覧会でもあります。大学では、主に基礎造形と素材技法の授業に携わりました。これらの研究と応用が自己の制作となっています。

イメージ(心象)を造形化する制作を続けてきました。風景･祭り･花など描く主題はその都度変わりますが、描く対象を表面に具象でとらえ、裏面に抽象形態を下敷きにする二重構造のエスキースを作ります。表現は継続してきた｢古典絵画の研究｣からテンペラ･油彩、2つの素材の特徴を生かした混合技法を用います。

作品は新制作協会　風景の会に出品されたものが含まれます。

1947年　愛知県生まれ。72年、多摩美術大学大学院修了。67～19年、新制作展出品。75、93、94、95年、新制作新作家賞受賞。76、94年、文化庁選抜作品展。69～19年、個展、東京･名古屋数回。91～20年、風景の会展出品。18年、風景の会30年の歩み展出品(古川美術館)。現在、新制作協会会員。
名古屋造形大学　名誉教授