開催日:2018年12月11日(火) ~ 2018年12月16日(日)
羊毛から生まれてくるフェルトに魅せられて、20年近く制作を続けてきました。私にとっては、オブジェやインスタレーション作品はもちろん、コスチュームなどテキスタイル作品もアートです。そこに流れている何か「いのち」の気配といったものを感じて頂けると嬉しいです。
今回は、フェルトオブジェによるインスタレーション作品『種(たね)の記憶』を展示します。白いフェルトで作られたオブジェたちは、種子や胚、胎児のようでもあり、これは形になる以前の「種子」というものを通して、過去から未来へ流れる「いのち」の記憶のようなものを象徴しています。もちろん、コスチューム、ショールなどのテキスタイルの新作も多数出品しますので、会場にてお待ちしています。
略歴:
新潟県生まれ。幼い頃から弦巻松陰に書を習い、それが美術全般に眼を開くきっかけとなる。
マーク・ロスコの静謐な抽象絵画に衝撃を受け、美術を志す。
2000年、英国に留学。
2004年、上野の森美術館大賞展入選(絵画)等、毎年、個展を開催。
現在、絵画と羊毛を使った立体アートを制作している。
ノリタケの森ギャラリーでは、2012年から今回で6回目の展覧会となる。