開催日:2019年4月30日(火) ~ 2019年5月6日(月)
抽象画家 谷川彰 2017年に続く名古屋での2回目の作品展。
谷川彰(1930~1993)新潟県柏崎生まれ。武蔵野美術学校を卒業後、広告デザイナーを経て抽象画家となる。
作品の特徴は、鮮やかな色彩と抒情性に溢れた構成力。観るたびに新たな発見がある。特に晩年、柏崎の海辺の崖に立つアトリエにて描かれた作品は、線と絵の具の飛
沫のたわむれの中から、波の音や潮風の音が聴こえてくるような心象風景が描かれている。
2回目となる今回は、作品年代にとらわれず彰の特徴である赤い世界と青い世界の対比をお楽しみください。どんな心象が読み取れるか、じっくりとご鑑賞いただけたら幸いです。
谷川彰プロフィール
1930 新潟県柏崎市に生まれる
1952~8 新制作展に連続7回入選
1954 第6回読売アンデパンダン出品読売新聞紙上に針生一郎氏の好評を得る
日大芸術学部-武蔵野美術学校卒
以後デザインに専心
1967 新しい造形絵画展を柏崎にて開催
1968 読売交響楽団の「世界の交響曲」全30巻の装丁デザインを柏崎にて展示
1973 銀座ミヤマ画廊にて坂崎乙郎氏の企画にて個展
1979 ヨーロッパ各地放浪約1ヶ年
1981 銀座夢土画廊で個展、中村伝三郎氏の好評を受ける再びヨーロッパへ
1982 銀座夢土画廊で個展
主にスペインへ
1983 銀座文芸春秋画廊・銀座夢土画廊にて同時個展
1984 銀座夢土画廊で個展
1985 銀座兜屋画廊にてアンチーム叙情展出品
銀座夢土画廊にて個展
1986 銀座文芸春秋画廊にてアンチーム叙情展出品
銀座夢土画廊にて個展
1987 柏崎エネルギーホールにて、「ザ東京・ルネサンス展」企画、好評を受ける
NHK新潟テレビ「いい顔いい仕事」に出演
NHK第一放送に出演
1988 銀座文芸春秋画廊にて個展
銀座文芸春秋画廊にてアンチーム88年展に出品
1990 銀座文芸春秋画廊・柏崎エネルギーホールにて秋山庄太郎氏と2人展
1991 銀座サエグサ画廊にて「No War !」個展
銀座文芸春秋画廊にてアンチーム91年展に出品
1992 風童門企画 現代作家精鋭展に出品
銀座資生堂ギャラリーにて個展
日仏現代美術展に入選
1993 3月5日急性心不全のため急逝(享年63歳)
柏崎エネルギーホール・柏崎市産業文化会館ギャラリーにて遺作展
2008 柏崎遊文舎にて谷川彰展
2015 柏崎文化会館アルフォーレにて谷川彰展
2017 名古屋ノリタケの森ギャラリーにて谷川彰展