ノリタケの森(名古屋市 西区)のノリタケミュージアムにて、2025年1月４日(土)から、新企画展｢知られざるノリタケ　共創が生んだ世界｣が始まりましたのでお知らせいたします。本展は、社外との共創により生まれた陶磁器 約40点を紹介するものです。

洋食器メーカーとして創立したノリタケは、食器の機能やデザイン以外の付加価値を求め、社外とさまざまな提携を行っています。良品を届けたいという思いが関係者を繋ぎ、共創から多くの商品が誕生しました。この展覧会を通じて、ノリタケの共創の歩みやその時代背景を感じていただければ幸いです。

1960年代後半以降、ノリタケはテレビアニメなどのキャラクター商品を製造･販売しています。当初はメラミン製で子どもをターゲットにしていましたが、近年では陶磁器製の大人も使いたくなるデザインが誕生しています。｢童心に返る｣や｢かわいい｣の世界をお楽しみください。

1970年代になると、生活用品にファッション性が求められるようになりました。ノリタケは、著名なファッションデザイナーと提携し、斬新でファッショナブルな食器を製造。陶磁器業界全体でも、デザイナーブランドとの商品が多数誕生し、ブームが起こりました。｢懐かしく｣、｢新しい｣食器をご覧いただけます。

ノリタケの品質へのこだわりや高度な画付技術を、他社やアーティストの方に評価いただき、協業に至るケースもあります。これにより、従来とは一味違うデザインの誕生や新たなターゲット層の開拓、販売網の拡大に繋がりました。｢ノリタケらしくない｣、｢これも作っていたんだ｣という驚きをお届けします。