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すべきこと
砥石の使用
砥石は基本にそった使い方をしていただければ安全な工具です。
しかし、誤った使い方や不注意な機械の取り扱いをされますと、砥石の破損に結びつきます。
安全作業のため下記の“すべきこと”“してはいけないこと”を必ず守ってください。
◎すべきこと
- 砥石の取り扱いは“ころがすな・落とすな・ぶつけるな”の三原則を守ること。
- 砥石の保管は、整理棚などで乾燥した場所でおこなうこと
- 機械へ取り付ける前に、砥石のひび・われ・かけなどの外観検査と打音検査をすること。
- 砥石に表示されている最高使用周速度・寸法などが、機械に適合していることを確認すること。
- フランジは、外径と接触幅が左右等しく、適正なものを使用すること。
- 砥石についているラベルを使用すること。ラベルはフランジ径より大きく、よごれ・やぶれのないものを使用すること。
- バランスウェイトでバランスをとること。
- 砥石とワークレストのすきまは3mm以下とし、砥石と調整片のすきまは3~10mm以内に調整すること。
- 軸付砥石については、機械装着後の砥石軸の長さは13mmを標準として使用すること。
- 砥石カバーは、常に砥石の1/2以上をおおう適正な物を使用すること。
- その日の作業開始前に1分間以上、砥石を取り替えた時は3分間以上の試運転をすること。
- 携帯用グラインダについては安全な場所で試運転をすること。
- 作業中は、保護メガネ・防じんマスクなどの保護具を着用すること。
- バランスくずれを避けるために、研削液をとめて完全に振り切りしてから、砥石の回転を止めること。
- 火花の飛散を、しゃへい板などで防止すること。
- 呼吸器疾患を防止するために、粉じんの発散防止と十分な換気をすること。
×してはいけないこと
- 落としたり、ぶつけた砥石や、検査で異常があった砥石は使用しないこと。
- 砥石の孔径が機械に適合しない場合、無理に押し込んだり、孔径の改修をしないこと。
- 砥石に表示されている最高使用周速度をこえて使用しないこと。
- 砥石の接触面に変形・きず・よごれ・さびのあるフランジは使用しないこと。逃げ部のないフランジは使用しないこと。
- ナット付砥石の場合には、逃げ部のあるフランジ(台板)は使用しないこと。
- 砥石をフランジへ取り付ける際は、ナットを締めすぎないこと。
- 側面の使用を目的とする砥石以外は、側面を使用しないこと。
- 砥石カバーを取り付ける前に、砥石を回転させないこと。
- 加工物を無理に砥石に押しつけないこと。また、砥石を無理に加工物に押しつけないこと。
- 回転中の砥石には直接身体を触れないこと。
- 試運転時には、砥石の回転方向の前には立たないこと。
- 携帯用グラインダ作業では、砥石の回転が完全にとまらないうちに、グラインダを台・床・加工物などの上に置かないこと。
- 引火・爆発の恐れのある場所では研削作業をしないこと。
- 火花の飛ぶ範囲内には立ち入らないこと。
- 安全教育を受けていない方は、砥石の取り替え・試運転をしないこと。