生産技術
工業機材事業本部 技術本部 生産技術部
砥石グループ
仕事の内容 〉〉
ビトCBN砥石の新製法開発や量産プロセス設計を行っています。工業機材で取り扱う製品の多くはオーダーメイドに近く、とても複雑なライン設計が必要です。製造においては多くの課題があり、それを解決することで、お客様に品質・価格・納期全てにおいて満足いただけるよう日々心掛けています。製法開発業務は、材料の分析・評価や、ロボット・先端技術を活用した自動設備開発など非常に多岐にわたります。そのため、開発・製造部門や社外の業者と協議し、多角的な視点で進めることが重要です。生産技術部は、刻一刻と変化する世の中に対応できるよう進化し続ける必要があり、ノリタケの「ものづくり」を支える重要な仕事だと考えています。
私のこだわり 〉〉
今でこそ設計に携わっていますが、化学系出身のため、入社当時は図面の読み方もわかりませんでした。しかし、知識不足や未経験だという理由で苦手なものを遠ざけては成長につながらないと思い、製品開発の知識を習得していきました。結果、生産技術者として視野が広がり、さらに自分の専門分野を活かした設計を行うことで、人とは違う製法開発業務が行えるようになりました。今後は複数分野の専門知識を備えた技術者へと成長していきたいです。
エピソード 〉〉
2020年に新ライン立ち上げ業務の全てを経験しました。設備・治工具の仕様検討から輸送手配、さらに現地での約2か月の製品評価や作業教育など、業務は多岐にわたりました。コロナ禍でホテルの部屋で2週間の隔離を余儀なくされたり、日本語・英語・タイ語3か国語でのやりとりでは、ジェスチャーを交えながら意思疎通を図るなどたくさんの苦労がありましたが、無事プロジェクトが完遂できた時には、非常に大きな達成感を感じることができました。また、他国の言語や文化・慣習の違いを理解・尊重し、コミュニケーションをとることの重要性を痛感しました。
今後の目標 〉〉
ノリタケのさらなるグローバル化を推進するため、海外生産拠点の最適化を図りたいと考えています。ノリタケには国内外に複数の生産拠点があります。社会情勢に合わせて生産体制を柔軟に対応させるなど、時代に即したビジネスモデルの構築を考えています。そのために技術者として、世界中いつ、どこで生産しても高品質な製品が供給できるような、作業者のスキルに依存しない製法が開発できないかと考えています。またノリタケでは建物・設備だけでなく、その地域で働く人材も含め多くの資産を世界中に所有しています。今後は事業部をまたぐ資産の有効活用により、さらなる生産効率の向上を図り、会社全体の利益創出に貢献したいです。
私は、3つの柱を軸に就職活動を行いました。1つ目は、学生時代に化学を専攻していたので、その知識を活かせること。関心のあった材料科学分野の中でも、ノリタケは洋食器製造で培ったセラミックスに関連するコア技術を活かした多角的な事業展開をしており、高い技術力に魅力を感じました。2つ目は、地元である愛知県の企業で働きたいと思っていたこと。3つ目は、幼少期に海外に住んでいた経験から、海外での仕事に興味・憧れがあったことです。海外に複数生産拠点を有しており、若い時でも海外で活躍するチャンスを与えてくれるノリタケの社風に魅力を感じました。
出社(育児フレックス勤務)、メール
確認
試験品製造
昼休憩
設備メーカーとの打合せ
試験品評価及び資料作成、退社
※所属部署は取材時のものです。