加工能率と加工精度を両立
砥粒単層固着ホイール
グリットエース

POSITIONING
グリットエースの位置付け
ノリタケの技術力を結集した新しいタイプの研削工具「グリットエース」。
グリットエースは、切削加工の加工能率と研削加工の表面粗さを両立させる位置付けの研削工具であり、特許技術16件を適用したまさにノリタケのオリジナル工具です。

FEATURES
グリットエース4つの特長
高い加工能率での加工を可能とする
砥粒の規則配列
高い加工能率を実現させた秘密の1つは砥粒が規則配列。グリットエースの基本的な構造は、研削加工において切れ刃の役割をする砥粒を台金上に規則配列することで高い加工能率と表面品位向上を実現。

高い加工能率での加工を可能とする
砥粒の突き出し量
高い加工能率を実現させたもう一つの秘密は砥粒の突出し量が高いことにあります。
グリットエースは、従来の電着ホイールとは異なる強固な固着方法によって砥粒の突出し量が大きくても高い保持力を有し、高能率加工でも砥粒の脱落を抑えることができます。


良好な表面粗さを可能とする
砥粒の配列間隔
通常、切れ味の良い研削工具は加工面の表面粗さが粗い傾向にあります。
グリットエースにおいては、砥粒の配列間隔を任意に変更できる技術を取り入れたことで、目標とする表面粗さへより柔軟に対応します。

良好な表面粗さを可能とする
砥粒の先端高さ
グリットエースは、砥粒先端を揃えるツルーイングという作業を施しており、
ツルーイング前には、下砥粒写真の矢印で示すひときわ高さの高い砥粒 が存在しています。
これにツルーイングを行うことで、砥粒先 端に欠けを発生させることなく、砥粒先端を揃えることがで きています。
ツールイング前
ツールイング後
MARKET
広がりを見せる市場での採用
グリットエースは高能率な切削加工によって加工されてい る非鉄系材料分野に対して、高精度、高品位で加工する用途 で広がりをみせています。
グリットエースは、切削加工の加工能 率を落とすことなく、ワークの表面粗さや表面品位を向上さ せたい用途に有効であると考えられます。
アルミ材/エンジン部品 鉄系材/自動車部品 プラスチック/レンズ 複合材/ブレーキパッド CFRP */航空機部品 セラミックス/耐火レンガ
* CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastic
CASE
加工事例
アルミシリンダーブロック上面研削
工具 | GA(DIA) |
---|---|
フライス | |
切込み | 0.6mm |
送り速度 | 3000 mm/min |

工具寿命5倍、面粗さ1/2
アルミ+鋳鉄シリンダーブロック上面研削
工具 | GA(DIA) |
---|---|
フライス | |
切込み | 0.3mm |
送り速度 | 1000 mm/min |

GA(CBN)は、
アルミ+鋳鉄シリンダーブロックに有効
CFRPの加工

グリットエース 電着ホイール フライス
グリットエースは目詰まりせず、
安定した加工品位を維持できる
DOMESTIC SHARE No1
国内No1企業
ノリタケは、研削砥石やダイヤモンド・CBN工具、研磨布紙などを製造する国内最大の研削・研磨工具の総合メーカーです。加工の精度や効率など、その性能は世界でもトップクラスを誇り、自動車、鉄鋼、ベアリングといった日本の基幹産業を陰で支えています。現在は、LED用サファイアなどの加工に使われるダイヤモンド工具など、成長分野に向けた製品の開発に注力しています。また、消費地生産を目指して、海外生産拠点の整備を進めているほか、使用済みビトリファイド砥石のリサイクルシステムを確立し、環境負荷低減への取り組みも積極的に行っています。

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