開催日:2024年2月27日(火) ~ 2024年3月3日(日)
平面へ投影された描き手の身体感-これが絵です。私の作品にはトロンプ・ルイユ(だまし絵)の技法が使われており、キャンバス上に本物のような板やレンガが登場します。ぜひ直接手で触ってその感触を楽しんでください。
展覧会のサブタイトルは「デュシャンへのオマージュ」。デュシャンにとって芸術とは思考そのものであり、絵画も彫刻も思考を表現するひとつの手段でしかありませんでした。今回の展覧会ではデュシャンの『遺作』を私なりに再現し、その中にレディーメイドの少女たちを配置しました。
本来「Analog」に「古くさい」、「Virtual」に「仮想」の意味はありません。そのことについて、作品を通して一緒に“思考”してみませんか。
山本和久 主な画歴
2000 兵庫教育大学大学院学校教育研究科教科・領域教育専攻芸術系(美術)コース修了
1999 兵庫県高砂市美術展洋画部門〈大賞/市長賞〉
1999 FUKUIサムホール美術展〈奨励賞〉
2000 岩手県盛岡市芸術祭洋画部門〈大賞/市長賞〉
2007 岩手教員美術展〈年度賞/藤原賞〉
2010 岩手芸術祭美術展洋画部門〈部門賞〉
2011 第57回一陽展(国立新美術館)
2021 第12回熊谷守一大賞展(生誕140周年記念展)
現在 愛知淑徳大学文学部教育学科 教授