開催日:2024年6月4日(火) ~ 2024年6月9日(日)
長く宮内庁や皇室に納める漆器の仕事をしてきました。
銀の漆器は、粗い銀粉を捲き、漆で留め、研ぎすぎて破れないように気をつけて砥石で研ぎ、その後蒔絵を描いていきます。短いもので8カ月、長いもので1~2年かかる根気のいる仕事です。
銀は空気に触れると黒くなりますが、年数が経つと金色に変化します。日本では、通常の細かい銀では無く、粗い銀粉の職人は私1人です。ぜひご高覧ください。
作家略歴
宮内庁の仕事をしていた父から技術を受け継ぐ
山田平安堂で高級漆器を手掛けた後に独立
現在に至る。
漆に携わり60年以上経ちます。