開催日:2024年8月6日(火) ~ 2024年8月12日(月)
<和紙の制作について :かのうともみひさし>
私どもは普通和紙を「漉く(すく)」と言っておりますが、英語やフランス語などには、この「漉く」という行為に当てはまる言葉がありません。紙を”Make” 「作る」といいます。この2つの言葉、「漉く」と「作る」の違いは大きく、製作工程だけでなく出来上がった和紙、紙の作品にも大きく異なった面があります。
私ども小原和紙は越前・美濃などの「流し漉き」よりひと時代前(平安後期)の、古い漉き方(作り方)で和紙を制作しております。いわば「漉く」と「作る」のミックスです。このことにより表現の幅は飛躍的に広がりました。
どうかごゆっくりそのあたりを楽しんでご覧くださいませ。
あらためて皆様のごご来廊を心より感謝いたします。
<書:松﨑青漣>
この度、ご縁があり、かのうともみ氏、ひさし氏とコラボレーションさせていただくことになりました。ともみ氏の「玉手箱を開けた様な瞬間にしたい」という言葉に共感し、それに近づける作品を創り上げたつもりです。
暑い中ですが、お出かけくださいましたら嬉しいです。