秋の森

アメリカヤマボウシ

分 類
ミズキ科
時 期
花:春 実:秋
分 布
国内自然分布なし(北アメリカ原産)
環 境
(国内では)公園、庭など
大きさ
高さ:約5m

北アメリカの木で、「ハナミズキ」の名でよく知られています。日本在来のヤマボウシと似ている花は、白色や薄紅色、紅色のものがあります。秋に果実が赤く熟すと、ヒヨドリやツグミなどの鳥が食べに来ます。

ノリタケの森で見られる場所
駐車場付近
アメリカヤマボウシ

ヤマボウシ

分 類
ミズキ科
時 期
花:春 実:秋
分 布
本州、四国、九州
環 境
山地の林、草地
大きさ
高さ:約10m

日本の山野に生えている木です。白い花びらに見えるものは総包片(そうほうへん)と呼ばれるもので、その中心に緑色の小さな花がたくさん集まって咲きます。果実は熟すと薄紅色になり、甘酸っぱく、山では鳥だけでなく、サルやタヌキなどの動物が食べます。

ノリタケの森で見られる場所
ショップ近く
ヤマボウシ

ハラビロカマキリ

分 類
カマキリ目・カマキリ科
時 期
(成虫は)夏から秋
分 布
本州から沖縄まで
環 境
林内・林縁の樹木の上。樹木が多い公園や住宅地
大きさ
全長:約4.5~7.0cm

他のカマキリと比べると、幅広い体型をしています。また、背中のふちに、小さな白い斑があるのも特徴です。
ノリタケの森では、樹木にとまる様子や、産み付けられた卵鞘(らんしょう)が見つかるかもしれません。

ノリタケの森で見られる場所
煙突ひろば
ハラビロカマキリ

オオカマキリ

分 類
カマキリ目・カマキリ科
時 期
(成虫は)夏から秋
分 布
北海道から九州まで
環 境
林のふちの茂みや樹木の上
大きさ
全長7.0~9.5cm

非常に大型になるカマキリの仲間で、体の色は、緑色だけでなく、茶色い個体も見られます。草むらや林のふちでセミやバッタなどを捕えます。
ノリタケの森では、低木の植え込みの上などで見つかるかもしれません。

ノリタケの森で見られる場所
煙突ひろば
オオカマキリ

アメンボ

分 類
カメムシ目・アメンボ科
時 期
(成虫は)春から秋
分 布
北海道から沖縄まで
環 境
平地の池や沼、流れの遅い川、プールなど
大きさ
全長1.0~1.5㎝

日本では最も普通のアメンボの仲間です。飴のようなにおいのする、棒のように細長い昆虫であることが、名前の由来のようです。
ノリタケの森では、ビオトープ池のほか、せせらぎの水面でも姿が見られます。

ノリタケの森で見られる場所
ビオトープ、せせらぎ
アメンボ

コオイムシ

分 類
カメムシ目・コオイムシ科
時 期
(成虫は)春から秋
分 布
本州から九州まで
環 境
平地から山地の水辺
大きさ
約1.5~2㎝

メスがオスの背中に卵を産む習性から「子(背)負い虫」と名付けられました。近年各地で減少しているため、環境省の準絶滅危惧種となっています。
ノリタケの森でも、卵を背負ったオスが見つかりましたが、これからも見守っていきたい昆虫です。

ノリタケの森で見られる場所
ビオトープ
コオイムシ

ハイイロゲンゴロウ

分 類
コウチュウ目・ゲンゴロウ科
時 期
一年中
分 布
北海道から沖縄まで
環 境
平地の池や沼、田などの水辺。人工池
大きさ
約1.0~1.5㎝

他のゲンゴロウと比べて水の汚れにも強く、街中でも見かけます。成虫も幼虫も、水中の小動物を食べます。水面から直接飛び立てるゲンゴロウは、本種だけだそうです。

ノリタケの森で見られる場所
ビオトープ
ハイイロゲンゴロウ

クロスジギンヤンマ

分 類
トンボ目・ヤンマ科
時 期
(成虫は)春から秋
分 布
本州から九州まで
環 境
平地から丘陵地の、周囲に樹林のある池沼
大きさ
約6.5~8.5cm

有名なギンヤンマによく似ていますが、胸に黒い線があるのが特徴です。腹部(尾にみえるところ)が黒く、オスには青い点がたくさんついてきれいです。
ノリタケの森ではビオトープ池で見られましたが、本来はもう少し樹木に囲まれた池が好みです。

ノリタケの森で見られる場所
ビオトープ付近
クロスジギンヤンマ

ホシササキリ

分 類
バッタ目・キリギリス科
時 期
夏から秋にかけて
分 布
本州・四国・九州・沖縄
環 境
草丈がやや高い草はら。都市の空き地や公園
大きさ
1.3~1.7cm

小型で細長いキリギリスの仲間です。ハネに黒い斑点があることから「ホシ」の名がつきました。鳴き声:ジー、ジー、ジー
ノリタケの森では、夏から秋にかけて、ビオトープ付近の草はらにいることがあります。

ノリタケの森で見られる場所
ビオトープ付近の草丈の高い草はら
ホシササキリ

マダラスズ

分 類
バッタ目・ヒバリモドキ科
時 期
夏から秋にかけて
分 布
北海道・本州・四国・九州・奄美大島
環 境
明るい草はら、裸地が混じった場所
大きさ
0.6~0.7cm

非常に小さなコオロギの仲間です。後ろ脚にあるはっきりとしたまだら模様が名前の由来です。
ノリタケの森にいる似た仲間のシバスズと比べると、規則的にジージーと鳴くことが特長です。

ノリタケの森で見られる場所
煙突ひろばなど
マダラスズ