オスメスともに、尾のような腹部の付け根に白い部分があります。ここを腰に見立てて、白く透けて(=空いて)いる様子から「腰空き」と呼ばれています。ノリタケの森では、ビオトープの池周辺で見られます。

ビオトープ付近

成熟したオスは全身が真っ赤でよく目立ちますが、メスや未成熟のオスは黄色く、別の種類のようです。名前の「しょうじょう」は、体が赤い伝説上の動物「猩々」が由来と考えられています。
ノリタケの森では、主にビオトープ周辺で見られます。

ビオトープ付近

一般的にアゲハチョウと呼ばれています。成虫は赤い花が好きで、ツツジ類やヒガンバナで吸蜜している姿をよく見かけます。幼虫は、ミカンやサンショウの葉を食べて育ちます。
ノリタケの森では、もっとも普通に見られるチョウです。

施設内全域

ハネにある青緑色の模様が美しいアゲハチョウです。幼虫はクスノキの葉を食べて成長します。
ノリタケの森では、スクエア前などにあるクスノキの樹上を、成虫が飛んでいる姿を観察できます。

ショップ前や日陶神社周辺など

成虫の姿で冬を越します。幼虫はネムノキなどのマメ科の植物を食べて育ちます。
ノリタケの森では、秋にハギの花の周辺で見られました。

ハギの花のまわりなど

成虫は明るい草地や畑などでよく見られます。幼虫はアブラナ科の植物を食べて育つため、キャベツやダイコンの葉も食べてしまいます。

芝生ひろばなど

ハネの裏面が銀色で、表の茶色との違いがはっきりしています。この銀色は、飛ぶと光っているように見えます。
ノリタケの森では、ビオトープそばの常緑樹の葉陰で見られました。

常緑樹が生えている場所

街中のどこでも見られる、最も身近なチョウの一種です。幼虫は、道端にも生えているカタバミを食べて育ちます。
ノリタケの森では、夏から秋にかけてよく見られます。

施設内全域

後バネに、小さな赤い斑と尾状突起（びじょうとっき）と呼ばれる細長い飾りがついています。幼虫は、シロツメクサなどのマメ科の植物を食べて育ちます。
ノリタケの森では、ビオトープそばの草はらで観察できます。

芝生ひろばなど

メスの前バネの先が黒く目立ちます。幼虫は本来スミレの葉を食べて育ちますが、最近では同じスミレ科のパンジーを食べて、分布を拡大しているようです。
ノリタケの森では、夏から秋にかけてよく、芝生の上などで見られます。

芝生広場のような開けた草地